ブログネタ
先週の競馬の検証・反省・次走注目馬 に参加中!
◆アンカツ恐るべし!
世界の強豪を迎えてのスプリンターズSは、やはりスーパースターの顔見世になってしまいました。
それもサマーシリーズで疲弊していたはずの北海道・小倉などローカル組が上位を独占という配当以上に難しい競馬になりました。
そんな中、スモールさんは馬券はどうかわかりませんがお見事でした。挙げた馬がすべて掲示板という快挙です。人気薄も含めてですから・・。

このレースはすべて2着に入ったパドトロワに騎乗のアンカツこと安藤克己騎手の組み立てで行われたといっても過言ではないくらいアンカツの騎乗はすごい迫力がありました。
もちろん進路妨害すれすれの部分もあり、純粋なスポーツとしてはいろいろと見方は分かれると思います。

まずスタート、ぽんと好スタートで内枠の利でハナにたちます。逃げ宣言をしていたヘッドライナーが当然絡んできます。
これも想定内だったようで、行かせず、自分も行かずというポジションで相手を気持ちよく逃がさず、さらに自分より外を回らせることに成功します。

行かせると、
・そのままヘッドライナーのペースになり、前が全部つぶれるときは巻き添えになる
・前が残る時もハナの馬が明らかに有利になる
・番手の馬は4角手前から外からかぶせられる

など致命的な状況になりますが、これを逆手に取り、自分のペースに持ち込んで直線なかばまでもたせる準備に成功したといえます。

次は直線の戦略です。
まず内から差し込もうとしたラッキーナインを内に寄せて動きを封じました。
そして直線は多分、外の伸びが良くなっていることに、10Rの勝浦特別で気付いていたのか、途中で少し外に出しました。
勝浦特別は直線先頭に立ったターニングポイントが押し切ろうとするところへキングレオポルドが外から差し切りましたが、さらに外からアンカツ騎乗のウィンバンディエラなどが届きませんでしたが追い込んできました。
内々よりは少し外のほうが伸びると確信していたのだと思います。
そして坂の途中くらいでまた内にずらしました。
またこれらの進路変更は他の馬たちの進路にも大きな影響がありました。

これによって審議対象になったラッキーナインはもとより、最強馬ロケットマン、国内最強馬ダッシャーゴーゴー、そして鋭い末脚のサンカルロなどが皆進路変更をしなくてはならなくなりました。
1200でこのようなコースロスは致命的です。
また差し込みに入った3着馬エーシンヴァーゴウにも外にずらし、また内に入れることで併せ馬をしにくくするとともにまっすぐ走らせないことでスピードを乗らせないことに成功したように見えました。

以上のようにこの微妙なペース配分と進路取りによって他の馬の能力を半減させることに成功したといえると思います。

もちろん勝ったカレンチャンは外から来たのであっさりかわされたのですが、多分キーンランドCで負けていることからも負けて、勝ちをとるではありませんが、初めから勝ちにいくのではなく2〜3着、あわよくば2着になって賞金を加算するということに専念したのではと思います。
逆にカレンチャンにも勝つ戦略を実行してしまえば、降着になる可能性もありますし、また自分が馬群にしずむ可能性が高くなります。

いい悪いはともかくこんな騎乗ができるのであれば、まだまだ大レースではアンカツは要注意です。
近年騎乗数を絞り、一戦一戦集中で勝負をかけているので、今年の成績はすばらしく、勝ちは少ないですが、複勝率は9月末現在で4.3.4と他のジョッキーから抜きん出ています。

馬券を買うファンの心理をつかんだ、プロの仕事だと感じています。

話変わりますが、発走直前に放馬したビービーガルダンは残念でした。佐藤哲騎手はこの騎乗のみのために東上していただけに無念だったと思います。
またビービーガルダンも1200のG1で2着2回、3着1回、4着1回と出走馬の中では一番実績もあり実際も実力は最上位クラスだったうえに、今回は年齢的にも最後のチャンスと思われるだけにきわめて残念だったと思います。

◆来週の展望
レーティングやハンデキャッパーの評価について個人的な見解を「穴狙い千ちゃんの旅行記」(個人ブログ)に書いてあるのでもしよろしければご覧ください。

★南部杯
今回のG1でも後から検証すると、国内馬はダッシャーゴーゴー以外のレーティングは横並びだったので、人気よりやはりレーティングやハンデ評価を大きな参考資料に考えています。
とすると人気になりそうですがトランセンド、オーロマイスター、ダノンカモンが抜けた評価になっているようです。
となるとそれ以外の古馬より、斤量の軽い3歳馬のほうが面白そうで、そうなるとボレアスが浮上してきます。
またランフォルセは評価が追いつかないくらい急に本格化してきた印象で以前のトランセンド同様、無条件で注意が必要だと思われます。
いずれにしても大きな波乱は難しそうなメンバーです。

★毎日王冠
少ないけれどそれなりのメンバーがそろいました。
こちらも人気になりそうですがレーティングなどの評価通りにダークシャドウ、ダノンヨーヨーが中心になりそうです。
そしてG1を勝っていても3歳馬なので斤量も有利なリアルインパクト、上がり馬のミッキーバラードあたりが続く感じです。
また地味目ですがアクシオンやナリタクリスタルも意外に評価が高く、この辺がからむと高配当も期待できそうです。

★京都大賞典
さみしいメンバーになりました。ローズキングダムの相手捜しになりそうです。
強いていえばビートブラックでこの1点でもいいくらいだと考えています。いずれにしても人気を見てからだと思います。

◆WIN5
またもやだめでしたが、これが始まってから馬券の収支は明らかによくなりました。
特に予算の都合上たくさん買えないので絞り込む必要がでてきているのがいいみたいです。
いずれにしてもとにかく一回的中させることを目標に毎週全力でチャレンジしていきたいと思います。
来週はWIN5が2回楽しめます!

◆岩手県など震災被災地復興競馬
南部杯など当日の開催は表題のような趣旨で行うそうです。
ちなみに岩手県競馬馬主協会の代表は山本武司氏で南部杯で地方馬で出走のゴールドマインの馬主です。
他の中央競馬の馬主さんで岩手県人は私の知る限りではマツリダなどの冠名で知られる高橋文枝氏や西村専次氏などのようです。

◆2011年の成績
★10/2の購入金額・・4800円
★10/2の的中金額・・0円
★10/2までの購入金額・・579200円
★10/2までの回収金額・・583650円
★10/2までの回収率・・100%

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